MENU

カウンセリングは完全予約制です

  • 予約センター
  • ☎ 06-6190-5131
  • ・受付時間:12:00〜20:30
  • ・休業日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、他
  • ・直近の予約センターのお休みはこちら
2026年4月1日より プロカウンセラーとして活動を開始しました

大人になった今、「友達がほしい」と感じるとき

  • 学生時代からの友人とは疎遠になってしまったし、新しい友達がほしい
  • 職場で出会った友人がいたけれど、仕事を辞めた後は会う機会が減って連絡していない
  • 趣味の集まりで人とは出会うけれど、頻繁にやり取りする関係にはなかなかならない

「友達がほしいけれど、なかなかできない」悩みをお持ちの方がいます。

大人になると、新しい友人関係を築くことは簡単ではありません。
学生時代のように毎日同じ場所で顔を合わせることも少なくなりますし、仕事や家庭、趣味など、それぞれが自分の生活を持っています。
そのため、「気軽に連絡できる相手がいない」「親しい友人がいない」と感じることもあるでしょう。

中には、「そもそも学生時代から友達と呼べる人がいなかった」と感じている方もいるかもしれません。
ですが、「友達がいない」という言葉を聞くとき、本当にそうなのだろうか、と考えることがあります。

なぜなら、人によって「友達」の定義は意外と違うからです。
何でも話せる人。
気持ちを理解してくれる人。
価値観が似ている人。
困ったときに支えてくれる人。
そんな存在を友達だと考える人もいれば、たまに連絡を取る人や、一緒に趣味を楽しむ人を友達と呼ぶ人もいます。

もし自分の中にある友達像がとても具体的なものだとしたら、身近にいる人とのつながりに気づきにくくなっているといえるかもしれません。

また、私たちは無意識のうちに学生時代の友情を基準にしていることがあります。
毎日のように顔を合わせ、同じ出来事を経験し、似たような悩みを共有する。
そんな関係は、学生という限られた時期だからこそ育ちやすかったものでもあります。

大人になると、それぞれが違う環境で生活し、違う役割を持ちながら生きています。
だから学生時代のような親密さを求めると、「思っていたような友達ができない」と感じやすいですよね。
けれど、それは友達ができないのではなく、友達の形が変わったということなのかもしれません。
もしかしたら、今のあなたに合う友達は、あなたよりずっと年齢の離れた人かもしれません。今までのあなたが考えていた人物像とはかけ離れているかもしれません。

友情への考え方を、大人になったあなたに合うカタチに書き換えることができたら、今の「友達がいない」状況も変わって見えてくるかもしれません。

そしてもう一つ。
「友達がほしい」と感じるとき、その奥にはどんな気持ちがあるのだろう、と考えてみてもらいたいのです。
誰かにわかってほしい。
共感してほしい。
安心したい。
寂しさを埋めたい。

そんな願いが、それらを満たしてくれそうな「友達」という姿で現れているという見方もできます。
もしそうだとしたら、「友達がいない」という苦しさの中には、人とのつながりを求める気持ちの他に、自分自身の満たされない思いも混じっているといえるかもしれません。

そうかもしれないと思えた人は、そのことに気づくだけでも少し楽になれるのではないかと思っています。
「ああ、私は共感してほしかったんだな」
「わかってもらいたかったんだな」
そんな自分の本当の願いが見えてくると、漠然とした寂しさや焦りから少し距離を取ることができるからです。

人との関係は繊細なもので、満たしてもらいたい気持ちが強くなりすぎると、苦しくなってしまうことがあります。
けれど、自分の気持ちを知り自分なりに満たせるようになってくると、人との関わり方も少し変わってきます。
不足を埋めてもらうためではなく、楽しさや喜びを分かち合うために人とつながれるようになるのです。

さらに、人との関係は、一方的に満たしてもらうだけでは続きません。
私が相手に共感してほしいように、相手もまた共感してほしいと思っています。
私が話を聞いてほしいように、相手も話を聞いてほしいと思っています。
その行ったり来たりのやり取りの中で、少しずつ信頼が育っていくのです。
だからもし、仲良くなりたい人がいるなら、少しだけ自分から心を開いてみるのもよいかもしれません。
「あなたの話を聞きたい」「また会えたらうれしい」
そんな気持ちを伝えてみることです。
もちろん、勇気のいることですし、思ったような反応が返ってこないこともあります。
けれど、人との関係は待っているだけで深まるとは限りません。
少しずつ近づいてみること。
そして、相手の差し出してくれるものも受け取ってみること。
そんなやり取りの積み重ねの中で、友情は育っていくのかもしれません。

「友達がほしい」という気持ちをきっかけに、自分は人との関係に何を求めているのだろう、と考えてみませんか。
そんな時間もまた、自分自身を知る大切な機会になるように思います。
もし心惹かれる人がいるなら、「あなたと仲良くなれたらうれしいな」という気持ちを、少しだけ表現してみるのもよいかもしれません。
そして、もしよかったら、あなた自身ともお友達になってみませんか。
自分との関係が少しずつ変わっていくと、人との関係の見え方もまた、変わっていくかもしれません。

目次